まとまってきたドキュメントを日本語の記事にもしておくよシリーズ第 2 段!(元ネタ:Prig の wiki より、MIGRATION: Mocking Asynchronous Pattern by Microsoft Research Moles。同シリーズの他記事:1)
今回は、『neue cc - Rx + MolesによるC#での次世代非同期モックテスト考察』で解説されているような、イベントベースの非同期パターンを採用するクラスに対して Microsoft Research Moles でモック化するサンプルを Prig(と Moq)に移行してみましょう。前述のページをキーワード「ShowGoogle」で検索すると、例を見つけられると思います。
以下の記事、ライブラリを使用/参考にさせていただいています。この場を借りてお礼申し上げます m(_ _)m
James Dibble - Blog - Microsoft Fakes Part Two
Code rant: How To Add Images To A GitHub Wiki
トンネルの思い出 - 東広島市自然研究会
IronRuby.net
Can we use fakes to test AutomationElement methods
Which Isolation frameworks have you used in the past 3 months?
Battle of the mocking frameworks by @dhelper #mockingframework #softwaredevelopment
djUnit
unit testing - HOW to use MS Fakes shims with NSubstitute mocks? - Stack Overflow
目次
移行サンプル:Microsoft Research Moles による非同期パターンのモック化
プロジェクト MolesMigrationDemo に、メソッド ShowGoogle を持つ ULWebClient を作成し、そのテストプロジェクト MolesMigrationDemoTest を作成します:
MolesMigrationDemoTest に NUnit への参照を追加し、README.md に従って Prig をインストールします。あ、Moq の追加を忘れずに:
mscorlib に属す Console、System に属す WebClient、DownloadStringCompletedEventArgs のモック化を有効にする必要がありますので、以下のコマンドを実行し、間接スタブ設定を作成していきましょう:
padd -as は、Add-PrigAssembly -Assembly のエイリアスです。このコマンドの実行により、mscorlib.v4.0.30319.v4.0.0.0.prig と System.v4.0.30319.v4.0.0.0.prig がテストプロジェクトに追加されます:
次に、以下のコマンドを実行します。これは、Console のための間接スタブ設定をクリップボードにコピーするという意味ですね。で、mscorlib.v4.0.30319.v4.0.0.0.prig に貼り付けます:
ちなみに、エイリアスについて説明しておくと、pfind は Find-IndirectionTarget、pget は Get-IndirectionStubSetting に当たります。貼り付けた結果はこんな感じ:
同様に、WebClient と DownloadStringCompletedEventArgs の設定を作成します。Get-IndirectionStubSetting は MethodBase の配列を渡しさえすれば、良い感じにスタブ設定を作成してくれますので、PowerShell で、標準のリフレクション API から取得した結果を使い、フィルタリングしても何ら問題はありません:
そうしたら、次のように System.v4.0.30319.v4.0.0.0.prig へ結果を貼り付けます:
さて、ビルドは通りましたか?そうであれば、間接スタブを使うことができます。以下のように、オリジナルの例から移行することができるでしょう:
さっくりとまとめ
去年の時点では、まだ私の観測範囲でもバリバリ使われてた感じの Moles。 これのインパクトがあったせいか、.NET で static/final/sealed/拡張メソッド入れ替え可能な Mocking フレームワーク、無償なヤツって無いの?、みたいな話題は、QA サイトに定期的に上がる感じ。残念ながら、今のところ、あまり進展は無い感じですね。
V1.0.0 にもなったことですし、今後は私のほうでも、そのような話題を見つけたら、積極的にアプローチしてみたいと思います。人ばs…改善のアイディアも、頂けるかもしれませんしね。
Prig. It is my weekend project but it is expressed an open source alternative to Microsoft Fakes!! ;)
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